シャドーイングとは:効果とやり方
シャドーイングは、英語の音声を聞きながら、少し遅れてそのまま声に出して繰り返す練習法です。影(shadow)のように話し手を追いかけることから、この名前がついています。もともと通訳の訓練で使われてきた方法で、英語のリズム、音のつながり、イントネーションを体で覚えるのに役立ちます。
シャドーイングで何が伸びるのか
シャドーイングでは、意味を考えるより先に音をまねる必要があります。そのため、単語と単語がつながる部分や、弱く短く言われる小さな単語に自然と注意が向きます。聞いた音をすぐに再現できない部分は、たいてい聞き取れていない部分です。
続けると、英語のスピードに慣れ、発音やリズムも自然に近づいていきます。一方で、聞き取れない単語をごまかしたまま声を出していても、その単語は聞き取れるようになりません。ここで役立つのがディクテーションとの組み合わせです。
シャドーイングのやり方(初心者向け)
- 1. 音声を聞く:まずテキストを見ずに聞き、内容をつかみます。
- 2. ディクテーション:1文ずつ書き取り、答え合わせをして、すべての単語を確認します。
- 3. オーバーラッピング:テキストを見ながら、音声と同時に読みます。
- 4. シャドーイング:テキストを閉じ、少し遅れて音声を追いかけます。最初は小さな声でつぶやく程度(マンブリング)でかまいません。
- 5. 録音して比べる:自分の声を録音し、元の音声と比べて、言えていない部分をもう一度練習します。
教材の選び方:無料で使えるレベル別の音声
シャドーイングの教材は、少し聞けば大部分がわかるレベルを選ぶのがコツです。速すぎる音声や知らない単語の多い音声では、ついていけずに口が止まってしまいます。最初は短い文から始め、慣れたら長い文章やニュース、スピーチに進みましょう。
EnglishDictations の音声は A1〜C1 のレベル別で、1文ずつ何度でも再生できます。まずディクテーションで全文を確認し、同じ音声でシャドーイングすれば、無料で「聞く・書く・話す」を一度に練習できます。
シャドーイングについての質問
シャドーイングとリピーティングの違いは何ですか?
リピーティングは1文を聞き終えてから繰り返す練習、シャドーイングは音声を止めずに、聞きながら少し遅れて追いかける練習です。リピーティングのほうがやさしいので、ついていけないときはリピーティングから始めましょう。
1日どのくらいやればいいですか?
短い時間を毎日続けるのが効果的です。同じ音声を10〜15分練習するだけでも十分です。ほぼ言えるようになったら、新しい音声に替えましょう。
初心者でもシャドーイングはできますか?
できますが、A1〜A2の短くゆっくりした文から始めてください。まずディクテーションで全部の単語を確認してから行うと、つまずきにくくなります。