英語リスニングの上達法
英語を読めばわかるのに、聞くとわからない。これは多くの日本人学習者に共通する悩みです。原因の多くは単語力ではなく、実際の英語の音が、教科書やカタカナで覚えた音と違うことにあります。どこが聞き取れていないかを知り、その音に耳を慣らしていけば、リスニングは確実に伸びます。
英語が聞き取れない3つの理由
- 音がつながる:pick it up は「ピッキラップ」のように、check it out は「チェッキナウ」のように一続きに聞こえます。
- 小さな単語が弱くなる:to、of、and、for、the などは、文の中では短く弱く発音され、ほとんど聞こえないこともあります。
- 覚えた音と違う:カタカナで覚えた単語(ウォーター、レストラン)は、実際の英語では強勢も母音も違って聞こえます。
聞き流しだけでは足りない理由
英語の聞き流しは、英語の音に触れる時間を増やすのには役立ちます。ただ、わからない部分はわからないまま流れていくので、どの単語が聞き取れていないのかには気づけません。聞き流しだけで聞き取れるようになるのは、もともとある程度聞ける人の場合がほとんどです。
おすすめは、聞き流しと「精聴」を組み合わせることです。精聴とは、短い音声を何度も聞き、1語ずつ確かめる聞き方です。ディクテーションはその代表的な方法で、聞き取れなかった単語が目に見える形で残ります。
毎日10分のリスニング練習
- テキストを見ずに1回聞き、誰が何について話しているかをつかむ。
- 1文ずつ聞いて書き取る。わからない所は空けておく。
- 答え合わせをして、抜けた単語や間違えた単語を確認する。
- 原因を考える:知らない単語か、知っているのに聞き取れなかったのか、つづりの間違いか。
- 間違えた所をもう一度聞き、声に出してまねてから、最後にテキストなしで聞き直す。
レベルに合った教材を選ぶ
教材は、だいたい理解できるけれど細かい所は聞き直す必要がある、というレベルが最適です。ほとんどわからなければレベルを下げ、1回で全部書けるなら上げましょう。英語ニュースや映画は上級者向けの教材です。最初はレベル別の短い音声や物語から始めるほうが効率的です。
英語リスニングについての質問
聞き流しだけで英語は聞き取れるようになりますか?
聞き流しだけでは難しいことが多いです。音に慣れる効果はありますが、聞き取れない部分に気づけないからです。毎日少しでも、書き取りやシャドーイングなど、1語ずつ確かめる練習を組み合わせましょう。
ヒアリングとリスニングは違いますか?
日本では同じ意味で使われることが多い言葉です。英語の listening は、注意して聞いて内容を理解することを指します。このサイトでは「リスニング」と呼んでいます。
映画やドラマで勉強するのは効果がありますか?
楽しく続けられるのが大きな利点ですが、会話が速く、上級者向けです。まず英語字幕で見て、気になった短い場面を何度も聞き直し、書き取ってみると、聞き流すより多くを学べます。